就職活動において、身だしなみによる印象の変化は非常に大きいです。
明るく、清潔感のある身だしなみを心がければ、面接で好印象に繋がる場合もあります。
今回は、面接官が見ている身だしなみのポイントから、女性ならではの注意点など、身だしなみに関することを徹底的に解説していきます。最後に、あると便利な5つの就活アイテムもご紹介しています。
ぜひ、参考にしてください。
目次
1:要チェック!面接官が見ている身だしなみのポイント3選
就職活動が本格化し、面接がスタートすると気になるのが、身だしなみについて。
第一印象も評価のポイントとなるので非常に大切ですよね。
では、面接官は具体的にどのようなポイントをチェックしているのでしょうか?
基本的に見ているのは以下の3点です。
- 清潔感
- 全身のバランス
- TPOの理解度
それぞれ詳しく解説していきます!
1-1:清潔感
まず何よりも大切にすべきなのが「清潔感」です。
どのような職種であったとしても、仕事では多くの人と関わります。
お客様やクライアントと接する時には、会社の顔として接する必要があるため、面接の時点で、清潔感があるかどうかの判断をされます。
では、具体的にどうすれば「清潔感」が出るのでしょうか。
具体的には、以下のポイントに注意してください。
- 体型や身長に合った服を着用すること
- 服や靴、小物などを手入れすること
- 髪や爪を整えること
普段はあまり気にしないような細かい部分でも、就活の際や仕事中はしっかりと気を配り、関わる人に不快な思いをさせない工夫をしましょう。
1-2:全身のバランス
アパレル業界などファッションの業界を除けば、面接時にアイテムを細かくチェックされることは基本的にはありません。
ただし、全身を見た時のバランスには気をつけるようにしてください。
カチッとしたスーツにカジュアルな靴を履いていたり、時計やバッグだけがブランドものだったりすると、面接官から見た時に、バランスが悪く違和感を抱いてしまいます。せっかく自分自身を知ってもらえる面接の機会なので、バランスを整えて、しっかりと話の内容に集中してもらえるように準備しておきましょう。
1-3:TPOの理解度
面接はあくまでも「ビジネス」の場です。
面接官は、そのTPOを理解しているかどうかを見ています。たとえ私服の指定があったとしてもカジュアルすぎる服装は避けましょう。
ビジネスに相応しくない服装をすると、社会人としてのTPOを判断できない人だと思われてしまいますので注意が必要です。
避けるべき服装は以下の通りです。
- 露出度が高い服装
- 体のラインが出過ぎる服装
- 華やかすぎる服装
また、メイクやアクセサリー、時計などの小物も同様にビジネスシーンにふさわしいものを選ぶようにしてください。
2:パーツ別!身だしなみのポイントを徹底解説
面接官が見ているポイントが、清潔感や全身のバランスだと言うことが分かりましたね。
でも実際に準備をするとなると、細かい身だしなみが気になってきますよね。
そこで、パーツ別に、それぞれのポイントを詳しく解説していきます。
2-1:髪型
女性の就活時の髪型で注意すべき点は「顔がはっきり見える髪型にすること」です。
また、就活では、眉毛までしっかり見えるような髪型にすることが第一印象をよくする秘訣です!
肩にかかる長さの場合は、髪を結んでおくことをおすすめします。
面接時にお辞儀などをした際、髪の毛が顔にかかると、手で髪を触ってしまいますよね。落ち着きがないように見えあまり印象がよくないので、可能であればシンプルなまとめ髪にして、顔まわりをすっきりさせましょう。
その際、高い位置で結ぶことや過度なヘアアレンジは避けるようにしてください。
大切なのは清潔感を出すことです。
シンプルで適度なヘアスタイリングを心がけてくださいね。
2-2:メイク・ネイル
メイクやネイルは女性ならではの身だしなみポイントですね。
メイクに関して、「清潔感」をどれだけアピールできるかが重要です。
また、ビジネスのシーンではノーメイクを避け、ナチュラルメイクをするのが望ましいです。
- ベースメイク
- アイメイク
- リップ
以上の3点に分類し、細かい注意点やポイントをお伝えします。
【ベースメイク】
しっかりとメイクをしようと思うと厚くなりがちなベースメイクですが、厚くせず気になるところを隠す程度にしましょう。また、顔色が悪く見えないように、健康的な肌色、そして程よいチークなどで血色感を意識してください。
【アイメイク】
目は人の印象を大きく左右する重要なポイントです。
アイシャドウは、派手な色やラメの使用は避け、茶色で自然なグラデーションを作り、自然ながらも奥行きのある目元を目指すと良いでしょう。
【リップ・ネイル】
リップは、健康でナチュラルに見えつつ、肌の色と合わせた時に浮かない色味であるピンクベージュ系がおすすめです。輪郭をはっきりさせるように塗ると、丁寧な印象を与えます。
潤いは必要ですが、ツヤ感の強いグロスはビジネスシーンには合わないため避けましょう。
そして案外気になるのがネイルです。
派手なデザインのネイルは印象が良くありませんが、業界によってはナチュラルカラーであればOKです。
また、爪が割れていたりささくれが目立つと、がさつな印象を与えかねないので短く整えておくことが基本です。トップコートを塗ったり、保湿ケアを怠らず、爪先まで気を遣っておくと、かなり印象UPに繋がるでしょう。
2-3:スーツ
就職活動で用いるスーツは基本的に黒のリクルートスーツが良いです。黒をしている企業があるわけではないので、決して他の色のスーツがNGという訳ではありません。
しかし、一般的には黒のスーツを着用することが望ましいです。
もし、自分らしさや個性を表現したいのであれば、スーツの色ではなくその他の点で主張した方が効果的でしょう。
また、ジャケットの下は白シャツを着用します。
スカートスーツとパンツスーツがあると思いますが、基本的にスカートスーツの方が、よりフォーマルな印象を与えます。
ただ、指定がない場合は、パンツスーツを着用しても問題ないでしょう。
注意点として、スカートスーツを着用する場合、丈は立った時に膝の真ん中になる長さがベストです。サイズが合っていないと、だらしない印象を与え兼ねないので、必ず自身の身長や体型に合わせてスーツを購入するようにしてください。
2-4:カバン・靴
続いては、カバン・靴です。
カバンを選ぶ基準としては、以下の2点に注意すると良いです。
- A4サイズが入るもの
- 形崩れがなく床に置いた時に自立するもの
面接時、床にカバンを置いた時、倒れやすいものだとスマートに動けずあたふたしてしまいます。
また、手帳や筆記用具を取り出す際に、カバンの裏地も意外と見えてしまうので、裏地までシンプルな印象のものを選んでおきましょう。
就活バッグに関しては、下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
→ 失敗しない!女子向け就活かばんの人気ブランド3選と選ぶポイント
靴に関しては、5〜7センチのヒールがベストです。
歩きづらい場合は低いヒールのものでも良いですが、最低でも3センチのヒールがあるものを選びましょう。
また靴はしっかりと手入れが必要です。手入れができていないと、だらしない印象を与え兼ねませんんで、就活のない日などに定期的に手入れをし、清潔感を維持するようにしましょう。
きちんと手入れをしておけば、長持ちもするので、買い替えの必要もなくなり一石二鳥ですね!
2-5:腕時計
腕時計に関しても、カバンなどと同様に、シンプルなデザインのものを選んでください。
女性の場合は、文字盤が2〜3cmの、小さめのものを着用することをお勧めします。
文字盤が大きすぎるとカジュアルな印象を与えるだけでなく、就活に相応しくないと判断されてしまう可能性もあります。
時計のベルトに関しては金属、皮のどちらでも良いですが、金属の場合は銀のもの、皮の場合は黒のものなどがおすすめです。
また、最近はデジタル時計も流行ってきており非常に便利ではありますが、こちらもカジュアルな印象を与えますので基本的にはアナログの時計を選び、フォーマルさを意識することが大切です。
3:シーン別!身だしなみの基本マナー
細かいパーツ別の身だしなみポイントをお伝えしましたが、
もう一つ、就活生が頭を抱える場面があります。それが、服装の指定がスーツではない場合です。
- 私服指定
- 服装自由
の2パターンがあるのでそれぞれについてポイントと注意点をお伝えします。
身だしなみについては、下記の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
→【男女別】就活の面接で最適な私服コーディネートをお教えします
3-1:私服指定の場合
「私服」や「普段着」の指定がある場合は、指示に従うのが無難です。
私服指定をする企業は、就活生の本来の姿や、飾らない姿を見たいと思っています。
就活だからとスーツを来ていくのではなく、私服の指定に従いましょう。
とはいえ、私服だからといって、どんな服装でも良いわけではありません。
ジャージやサンダルなどの着用は避け、TPOに合わせて綺麗目な服装をすることが大切です。
アパレルやデザイン系の業界では、センスを選考の一部として見ている場合もあります。しかしその場合は「自分らしい服装で」「一番気に入っている服装で」などの指定が入りますので、それ以外の業界であれば、清潔感を意識した服装であれば問題ないでしょう。
3-2:服装自由の場合
服装自由の場合は、スーツ・私服のどちらでも可です。
この場合は、スーツまたはオフィスに適した私服(オフィスカジュアル)を着用するのが良いでしょう。
私服の場合は、TPOに合わせて、清潔感がありしっかりとした印象を与える服装を心がけてください。
服装自由と言われると何を着ていいのか悩む方が多いと思いますが、基本的にはオフィスカジュアルであれば問題ないです。場合によっては、ほとんどの人がスーツで来ていることもあるかもしれません。
服装自由との記載がある場合は、周りがスーツでも不安になる必要はありませんが、どちらがいいのか悩む場合は、会社の雰囲気を見て判断しましょう。
4:あると便利!就活でカバンに入れておきたい5つのアイテム
女性の場合、面接前には念入りに身だしなみを整えてから挑みたいですよね。
外出先でもすぐに身だしなみを整えるために、カバンに入れておくと役に立つ、便利なアイテムたちをご紹介します!
4-1:手鏡
手鏡は必ず持っておきたいですね。
お手洗いがすぐ近くにあればいいですが、外から室内に入る時、また何か食べた後など、パッと乱れた髪の毛や口周りの汚れをチェックできると便利です。
4-2:エチケットブラシ
これは就活をしていない時にはあまり持ち歩かないアイテムかもしれませんね。
エチケットブラシは、衣類のホコリをすぐに取り除ける便利なアイテムです。
家でスーツに付着したホコリなどを取り除いていても、外を歩いているといつの間にかホコリやがついていることが多いです。黒いスーツの汚れやホコリは非常に目立ちやすいので、面接前には必ず全身を確認し、きれいな状態にしておきましょう。
4-3:ボディシート・デオドラントスプレー
夏の必需品のボディシートやデオドラントスプレー。夏にしか使用しないアイテムだと思っていませんか??
就活や面接は、誰もが緊張するものです。
緊張をすると、気温や室温に関わらず汗をかきますよね。今はまだ涼しいからと油断していると、汗や臭いが気になり面接に集中できなくなってしまいます。
就活の際は、カバンに入れておくと、きっと重宝するはずです!
4-4:口臭ケア商品
時間によっては昼食後に直接面接に向かうこともあると思います。
面接ではたくさん話すので口臭は女性にとって非常に気になるポイントですね。そこで口臭ケアアイテムをカバンに入れておけばそんな不安もなくなります。
小型の歯磨きセットや小さいサイズのマウスウォッシュなど、持ち運びに便利なアイテムが多く発売されています。一度薬局でチェックして、いいものがあれば用意しておくと良いでしょう。
4-5:予備のストッキング
最後は予備のストッキングです。
ストッキングが伝染してしまったり、穴が空いたりしていると、気になって仕方がないですよね。
気づいた時にすぐに履き替えられるよう、1つは予備として持ち歩いておくことをおすすめします。就活用のカバンは容量も限られているので、自分に必要だと思うアイテムを厳選し入れておくと良いでしょう。
何度か面接に行き、必要な物がわかってきたら、就活セットを作り、いつでも持ち出せるようにしておくと便利です。
まとめ
ここまで色々とお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
身だしなみが決定要因になることはないかもしれませんが、印象が良いに越したことはないですよね。
女性の場合は特に、身だしなみによって与える印象が大きく異なることもあります。
ポイントを抑え、できる限り細部まで気を遣うことで、第一印象をより良くして就活を攻略していきましょう!
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