「ベンチャー企業ってどんな企業なんだろう」「どうやって探すんだろう」と考えている就活生も多いのではないでしょうか。
ベンチャー企業と一口に言っても多くの種類の企業があり、「自分は成長したいから!!」という理由だけで飛び込んでしまうと後々、痛い目にあいます。
もちろん成長意欲が高いのはベンチャー企業が求める人材にマッチしていますが、自分自身の目的と一致するのか?社風はあっているのか?など様々な観点から考察し、意思決定していかなければいけません。
そこでこの記事では、ベンチャー企業に向いている人の4つの特徴を解説します。
また、ベンチャー企業で働くメリット・デメリットについても解説しましょう。ぜひ参考にして、就職活動に活かしてください!!
目次
1:就活におけるベンチャー企業とは?
ベンチャー企業とはいっても、まだそれが何かすら分からない就活生もいるかとおもいます。
ベンチャー企業とは何なのか?スタートアップやメガベンチャーとの違いは何なのか?
それぞれ詳しく解説していきたいと思います。
1-1:ベンチャー企業とは?
「ベンチャー」とは冒険的なという意味であり大手企業ではできない領域や、これまでに無かった新しいサービスに対して挑戦し、社会に貢献していく企業です。
ただし従業員○人、資本金○円以上などの明確な定義ありません。
その分、従業員数や資本金などの観点から中小企業の規模に匹敵する企業でも「成長意欲」や「社会に対する新たな価値提供」などを持った企業もベンチャー企業と言えるでしょう。
1-2:スタートアップ・メガベンチャーとの違いは?
ベンチャー企業と調べたときにスタートアップ企業・メガベンチャー企業という言葉を目にするかもしれません。これもまた明確な定義はありませんが、企業の成長スピードや規模によって分けられているようです。
スタートアップ
ベンチャー企業のなかでも、会社を立ち上げて間もない企業はスタートアップ企業と呼ばれています。この言葉はアメリカのシリコンバレーで生まれており、そこではGoogleやappleといった世界を代表する企業も生まれ、世界を引っ張るアメリカならではの言葉ではないでしょうか。
またベンチャー企業と大きく異なる特徴が2つあります。
1つ目は立ち上げ間もないということから事業の方向性や今後の可能性を模索している段階でもあるため、新卒採用を行っている企業は少ないということです。
2つ目は短期的な目標で圧倒的な成長を目指しているということです。スタートアップ企業はまだ世の中に浸透してないビジネス創出、それを実現するための明確なゴール設定を行っている企業が多く、中長期的な成長を目指すベンチャー企業とは異なります。
メガベンチャー
メガベンチャーとはベンチャーが成長を遂げ、大規模になった企業のことを言います。
例で言うと
- LINE
- リクルート
- メルカリ
- サイバーエージェント
などが挙げられます。メガベンチャーもスタートアップと同様にこれといった明確な定義があるわけではありませんが、「上場企業である」「従業員数が1000人以上である」など大まかな目安は存在します。
大手企業と比べても劣らないメガベンチャーですが、大手と社風や待遇などが違っているという特徴があります。大手のような年功序列という風習は無く、実力主義を採用している企業が多い傾向があるため、待遇の面でも自分で勝ち取りにいくという雰囲気があります。こ
2:4つの特徴でわかる!就活でベンチャー企業に向いている人
ベンチャー企業に向いている人の特徴として、以下の4つが挙げられます。
- 成長意欲のある人
- 行動力のある人
- 負けず嫌いな人
- 明確な目的がある人
仕事に前向きでガンガン成長していきたい人こそ、ベンチャー企業に向いているのではないでしょうか。
4つの特徴について、それぞれ詳しく解説していきます。
2-1:成長意欲のある人
社員数が少ない分、1人1人に対する仕事量や責任は必然的に多くなってきます。その中で何も意欲が無いのにも関わらず入社してしまうと現実とのギャップからきつくなってしまいます。
それに対して成長意欲のある人であれば仕事に対して明確な目的を持ち、自分自身がやるべきことが分かっているということなのでどんな仕事に対しても真摯に取り組むことができるはずです。
2-2:行動力のある人
現状に満足し、何かを成し遂げたら行動しなくなってしまう人はベンチャーには向いてないかもしれません。ベンチャー企業は変化が多い分、行動あるのみというのが現実です。
思ったらすぐに行動できる、自分の意見をはっきり言える人というのは重宝され、仕事に対して全力で取り組んでいきます。
2-3:負けず嫌いな人
大手企業ではどうしても年功序列などの昔ながらの風習が残っている場合があり、負けず嫌いで貪欲に行動していきたい人はベンチャーに向いていると思います。
ベンチャーでは年齢などは関係なく、むしろ結果を出す勢いのある若い人が成功している傾向にあります。
もしあなたが結果にこだわり、誰にも負けたくないから上に行くという強い思いがあるのであればベンチャーに入社し、揉まれた方が有効かもしれません。
2-4:明確な目的がある人
ベンチャー・大手企業など関係なく、明確な目的がある人は他の人と比べて行動力が違ってきます。
目的から逆算して自分自身に必要なことが行えるのがベンチャーなのであればベンチャーに進むべきですし、逆にそれが大手なのであれば大手に進むべきです。
この明確な目的がある人というのはベンチャーのみではないので、これから就活をしていく学生さんは「自分自身の人生の目的」というのをぜひ真剣に考えてみてください。そのためのツールとして、自己分析やOB訪問などがあるわけです。こんなに自由に色々な企業の説明会に出席したり、社会人の方と話せる機会というのは人生でこの時期だけです。様々な価値観に触れながら、自分自身の目的というのを探してみてください。
3:就活でベンチャー企業に入社するメリット・デメリットを解説
他の大手企業などと同じようにベンチャー企業にもメリット・デメリットはあります。
ではそれは何なのか、詳しく解説していきたいと思います。
3-1:メリット
①若いうちからの裁量権
社員数が少ない分、1人1人に与えられる仕事量というのは比較的多くなります。また、その責任に関しても大きいものを若いうちから任されることが多く、頑張り次第では圧倒的な成長を遂げることができます。
②将来性
ここでの将来性というのは企業の方向性です。
今の社会において定着していない新たなビジネスに対して進んでいるので、メルカリやLINEなどのメガベンチャーに成長する、そしてその企業の一員としてその偉業を達成する実感が得られることもあります。ベンチャーに入社を目指している人は、その会社が現段階でどのくらいの位置にいるのか知っておくと良いかもしれませんね。
③成長スピード
若いうちからの裁量権があることによって、圧倒的なスピードで成長することができます。
ただ、ここで勘違いしてはいけないのが、ベンチャーに入社したから成長できるわけではないということです。成長できる環境はあるかもしれませんが、全ては自分次第ということを忘れないでください。
3-2:デメリット
①安定性
大手企業と比べて資金面や従業員数で劣り、歴史も浅い分、安定性に関しては安心できることは少ないです。軌道に乗ったとしても新型コロナウイルスやリーマンショックなどのような外的要因によって、崩壊してしまうこともあるでしょう。
大手だから安心という時代ではありませんが、ベンチャーだから安心というわけでもありません。
②実力主義
若い人でも結果を残せば上に上がれることはメリットであり、デメリットでもあります。行動力や熱意はあっても結果を出せなければ他の人が昇進していくため、結果がでないことでメンタル的にきつくなってしまうこともあります。
実力主義の場所に飛び込むのですから、強いメンタリティは必須になってきます。
③働き方
1人1人の仕事量が多い分、残業ばかりになってしまうこともあります。仕事を嫌々する人よりも、主体的に取り組める人じゃなければきつくなってきます。また、若いうちから責任のある仕事を任されるため、がむしゃらに行動し続けられることが必要になってきます。
4:優良ベンチャー企業が見つかる就活サイト4選
優良ベンチャー企業を見つける就活サイトの代表的なものとして以下の4つがあります。
- ウォンテッドリー
- チアキャリアー
- オファーボックス
- キミスカ
ここでは4つの特徴を、それぞれ解説していきます。
4-1:Wantedly(ウォンテッドリー)
学生側から興味のある企業があればコンタクトが取れ、さらには企業側からのスカウト機能も兼ね備えているサイトです。
ウォンテッドリーには37000もの企業が掲載されており、多種多様なベンチャー企業を探すことができます。
また、チャットでの会話が可能なため、連絡が取りやすいというメリットもあります。
デメリットとしてはウォンテッドリーの方針上、募集要項に年収や条件が掲載禁止になっていることが挙げられます。もし興味のある企業があったとしても、自分が求める条件とマッチしない可能性があるので注意しましょう。
4-2:Cheer Career(チアキャリアー)
ベンチャー・成長企業からスカウトを受けることができる就活サイトです。もちろん、自分から興味を持った企業に対して応募することもできます。
文章や写真、ポートフォリオで自分を自由にアピールすることができたり、企業側から「もっと知りたい」という反応が届く機能もあるためそれに合わせた自己PRを作成し、内定に近づきやすくすることも可能です。
また、オンラインやオフラインでのマッチングイベントも開催されており、ベンチャー志望の人が登録しない理由がありません!
4-3:OfeerBox(オファーボックス)
ベンチャーのみならず、一部上場企業などからもスカウトがくる可能性があるのがオファーボックスです。
ベンチャーのみに絞ってる人には合ってないかもしれませんが、視野を広げるためにもぜひ登録してみてください。
求める条件(勤務地や希望職種など)を細かく設定できるため、自分にあった企業からのスカウトが届く可能性が高くなります。
ただ登録している企業は関西・関東が多く、地方での就職を希望している人にはあまりスカウトは届かないかもしれません。
4-4:キミスカ
企業からスカウトが届く逆求人型の就活サイトです。企業にアピールするために自分の選考結果情報を載せることができ、「その企業の4次選考まで進んだなら良いね」と思った企業からスカウトを受けることも可能です。
企業側からのスカウトにはランクがあり、下から「気になるスカウト」「本気スカウト」「プレミアムスカウト」となっています。これは企業も永遠に出せるわけではなく、月に出せる限度がそれぞれ決まっているので、ランクが上のスカウトが届けばかなりのチャンスとなります。
まとめ
冒頭でもお伝えしたように、ベンチャー企業と一口に言っても多くの種類の企業があり、「自分は成長したいから!!」という理由だけで飛び込んでしまうと後々痛い目にあいます。
就職活動は今後の人生を決めると言っても過言ではないくらいのビッグイベントです。
長期的に活動しなければいけないのできつい部分はあるかもしれませんが、色々な企業の説明会に参加したり、社会人の方と話すことで視野が広がり、本当に自分がやりたいことが見つかるはずです。うまくいかない時期があっても行動することができていれば必ず最高の出会いがあるはずです。
そのやりたいことから逆算して、いくべき場所がベンチャーなのであれば、ぜひこの記事を参考に行動してみてください!みなさんの就職活動が成功することを願っております!
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