「資格って就活で有利になるの?」「高卒だけど、どの資格を受ければいいかわからない…」
こんな風に感じている就活生が多いのではないでしょうか。今回の記事では、資格取得について悩みを感じている就活生に下記の内容をご紹介します。
- 就職に有利な資格
- 資格取得するメリット
- 知るべき2つの真実
資格取得には、多くの時間とお金がかかります。今回の記事を読んで、自分に必要な資格を取得し、就活を有利に進めましょう。
目次
1:【高卒狙い目】就職に有利な資格8選
まずは、高卒でも狙える就職に有利な資格を下記の8つに分けてご紹介します。
- 簿記
- FP
- 介護福祉士
- ITパスポート
- MOS
- 秘書技能
- インテリアコーディネーター
- ケアマネージャー
民間資格とはいえ、取得しておくだけで就職では有利になります。1つずつ見ていきましょう!
1-1:簿記
簿記とは、お金の状況について管理する知識を問う資格です。1~3級に分かれており、就活をスムーズに進めたいなら2級まで取得しておきましょう。なぜなら、2級は企業のお金を管理する人にとって必ず必要な知識だからです。また、事務職を希望するなら、2級を持っておくだけで業務がスムーズに進められます。
簿記は、勉強するだけでお金にまつわる知識が身につきます。大人になるにつれ、お金のやり取りは増えていくので、簿記を勉強して知識を増やしましょう。
1-2:FP
FPとは、人々の資産運用を助けるための資格です。主な業務内容は、顧客からの相談後、データを集め分析し、顧客が望む生活プランを手助けします。実は、FPの認知度はとても低いです。
なぜなら、FP資格を取得していてもしていなくても同じような業務内容が出来るからです。また、営業がメインになるため、FPを使うことは少なります。FPを取得しておくことで自分自身の将来設計が可能になり、豊かな人生を歩めます。取得する際は、目的を明確にし勉強しましょう。
1-3:介護福祉士
介護福祉士とは、高齢者の介護補助をメインとしています。少子高齢化が進んでいる日本では、介護福祉士の需要が高まっており、人材不足なことから免許が無くても介護福祉士として仕事はできます。
免許が無くても介護福祉士として仕事は出来ますが、就職する際に介護福祉士の資格があれば就職が有利に進み、今後失業することもなくなるでしょう。資格取得率は7割を超えているため、しっかり勉強すれば資格取得は可能です。
将来を安定させたい方は、介護福祉士を検討してみてはいかがでしょうか。
1-4:ITパスポート
ITパスポートとは、ITの仕組みや使い方を身に着けられる資格です。未経験でのIT業界への就職や転職を考えている方は、ITパスポートを取得しているだけで、就職率が天と地の差になります。
また、IT知識はどの業界でも必須となるため、取得しておくだけで就活が有利になるでしょう。
試験内容としては、パソコンを用いた作業効率化を図る試験が出題されるそうです。ITパスポートを取得しているだけで、即戦力と認知してくれる企業も多数あるため、IT業界に興味がある人は取得をおすすめします。
1-5:MOS
MOSとは、マイクロオフィススペシャルの略で、パソコンスキルを問われる資格です。MOSで問われる知識は、学生のころ1度は使用したことのあるワードやエクセルパワーポイント等になります。
ほとんどの日本企業では、MOSを用いた業務を行うため、取得しているだけで就活アピールに繋がります。また、合格率は約80%とそれほど難しくないため、とりあえず受けてみてはいかがでしょうか。事務職やオフィスワークをメインとした職種に就きたい方に、MOSはおすすめの資格です。
1-6:秘書技能
秘書技能とは、秘書として企業で働く際、必要になる知識を得られる資格です。社会人としてのマナーや好印象の与え方等を学べるため、取得しておくべきでしょう。試験内容は、筆記試験や面接試験があります。秘書技能は女性の割合が高く、企業からの募集も少ないためあまり就活向きではありません。しかし、秘書技能で得られる知識は、社会人としてとてもタメになるので、取得しておいても損はしないでしょう。
1-7:インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーターとは、家の内装や家具の配置等のアドバイスを顧客にするために必要になる資格です。インテリアコーディネーターも取得しているだけで、ハウスメーカーや工務店への就職がスムーズに進められます。また、女性の割合が多く、実際の仕事現場でも多くの女性が働いています。また、インテリアコーディネーターを主とした業務で起業している人もいるぐらい専門的な資格です。空間デザインを考えるのが好きな方は、インテリアコーディネーターの取得を目指してはいかがでしょうか。
1-8:ケアマネージャー
ケアマネージャーとは、介護者に合わせて最適な身体面と心理面のケアプランを考えるための資格です。介護支援専門員とも呼ばれており、先ほどご紹介した介護福祉士とは異なります。高齢者の身体や心理面の知識が必要になります。また、給付管理業務や相談業務等も任されるため、コミュニケーション能力も必要になるでしょう。これからの少子高齢化社会を支えていきたいと感じる方に、ケアマネージャーはおすすめな資格です。
2:【厳選】高卒も狙える5つの国家資格
ここまで、8つの民間資格をご紹介しました。
次に、高卒でも狙える国家資格を5つに分けてご紹介します。
- 宅地建物取引士
- 普通自動車免許
- 電気工事士
- 司法書士
- 税理士
国家資格は民間資格に比べ、専門的な知識が必要になり勉強時間も要します。その代わり、高給与や将来の安定性は民間資格とは比になりません。そのため、将来を安定させたい人で根気強く資格勉強をできる方は、国家資格の取得をおすすめします。
2-1:宅地建物取引士
宅地建物取引士とは、不動産取引する際に必要になる資格です。国家資格の中では、最も人気で、10代後半~70代まで受験される人気資格です。主な業務は、不動産に関する取引はもちろん顧客からの相談業務や賃貸物件のあっせん等も業務に含まれます。
高卒で宅地建物取引士を取得していると、スキルアップや高給与に繋がり、仕事の幅も増えるでしょう。また、専門知識を要するため失業する心配も必要ありません。メリットの多い宅地建物取引士は、勉強時間さえ確保できれば、誰でも受かる試験なので1度勉強してはいかがでしょうか。
2-2:普通自動車免許
普通自動車免許とは、車を運転するために必要な資格です。普通自動車免許は、職種によって必要になり、免許を持っているだけで就活が有利に進みます。普通自動車免許が必要になる職種は下記のとおりです。
- 営業職
- 建設業
- 運送業
- タクシーやバスドライバー
最近、AT車の普及が進んでおり、MT車免許を取得しなくなりつつあります。ですが、それは非常にもったいないことです。なぜなら、運転の幅を広げておくことやトラックを運転しようと考えているならMT車を持っておくだけでスムーズに物事が進むからです。普通自動車免許は、早くて2週間、遅くて半年~1年で取得できます。高卒の中でも人気のある資格なので、必ず取りましょう。
2-3:電気工事士
電気工事士とは、屋内の配線や照明、コンセント等の設備工事するために必要になる資格です。第1種と第2種に分かれており、今回は第2種電気工事士をおすすめします。なぜなら、試験の合格率が60%ほどで比較的簡単に合格できるからです。また、第2種電気工事士を取得しているだけで、独立も可能になり、安定した生活を送れます。主な就職先は、メンテナンス会社や電気工事会社等です。将来のスキルアップや独立を見据えている方に、電気工事士資格がおすすめします。
2-4:司法書士
司法書士とは、顧客本人が対応することが難しい書類作成や登録手続き等を行うために必要になる資格です。主な書類作成や登録手続きは下記のとおりです。
- 裁判所や法務局への書類提出
- 相続の手続き
- 監視裁判所訴訟の代理
司法書士は、幅広く業務対応しているため、高収入を維持できます。しかし、合格するのが非常に難しく、合格率は5%程です。そのため、勉強時間も半年~1年は必要になり、フリーターをしながら勉強している人もいるそうです。高卒だけど、たくさんお金を稼ぎたいと考えているなら司法書士も1つの選択肢です。
2-5:税理士
税理士は、税についての管理をするために必要になる資格です。主な業務内容は、確定申告や決算期等での書類作成がメインになります。税理士になるためには、5科目の受験科目を合格する必要があり、時間やお金をかなり消費します。そのため、覚悟と努力の必要な資格と言えるでしょう。
また、税理士になっても繁忙期が忙しすぎて、時間の自由が利きません。税理士は、他職業とは異なる部分が多いため、「絶対税理士になりたい!」という方におすすめの資格です。
3:高卒が資格取得するメリット
高卒が資格取得するメリットは、企業側から能力がある人材と認識され就活が有利になることです。国家資格の大変な資格であればあるほど、努力の過程が評価され、学歴をカバーすることができます。高卒にとって、学歴は大きな壁になるため、カバーできることは大きなメリットと言えるでしょう。
また、履歴書に取得資格を書いておくだけで、企業側はなにを出来る人なのかを判断できます。それによって、企業とのミスマッチをなくすことが可能になり、理想通りの企業に就職できるでしょう。
資格は、高卒にとって強力な武器です。今回ご紹介した資格を参考にして取得しましょう。
4:高卒でも資格で就職は簡単?知るべき2つの事実
先ほど、高卒で資格取得することで就職が有利に進むと解説しました。勘違いしてはいけないのは、就職が有利に進むだけで、就職できるかはわからないということです。
今回は下記の2つに分けて資格取得の知るべき真実をご紹介します。
- 資格を取得したからといって就職できるわけではない
- 資格を取得するまでに時間やお金が多くかかる
1つずつ見ていきましょう。
4-1:資格を取得したからといって就職できるわけではない
知るべき真実の1つ目は、資格を取得したからといって就職できるわけではないということです。
資格というのは、就活時のアピール要素の1つとなるだけで、企業側は所有資格だけで採用を決めません。そのため、資格を取得したからと満足するのではなく、しっかりコミュニケーション能力を高めておく必要があるのです。
4-2:資格を取得するまでに時間やお金が多くかかる
知るべき真実の2つ目は、資格を取得するまでに時間やお金が多くかかることです。難しい資格になればなるほど、時間やお金は多くかかります。資格取得で大事なことは、かかるお金の金額や日数をあらかじめ知っておくことです。計画的に資格取得を進められれば、途中で挫折することがなくなりスムーズに資格勉強を進められるでしょう。
まとめ
今回の記事では、高卒でも取得できる資格や資格取得のメリット、知るべき真実についてご紹介しました。
今回の記事のまとめは下記の3点です。
- 資格取得には多くの時間やお金がかかる
- 資格取得までの計画性が必要になる
- 資格はあくまでも強みの1つ
資格は自分の強みを形に残してくれます。しかし、資格取得したからと言って必ずしも就職出来ません。資格はあくまで強みの1つと認識し、就活を進めましょう。
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