「就職活動を始めようとしているけど、いつから始まるの?」
こんな風に疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
就職活動の時期は、大学3年生の6月から大学4年生の8月ほどの約1年です。
本記事では、もっと詳しく就職活動についてご紹介します。
- 就職活動の詳しい時期やコロナウイルスの影響
- 業界別・分野別就職活動の流れ
- 就職活動前からできること
本記事を読むことで、就職活動についての理解が深まります。是非参考にしてください!
目次
1:就職活動っていつから?
就職活動は大学4年生の6月から始まります。しかし、就職活動前には説明会やインターンシップ等があるため、大学3年生の6月から始まると言ってもおかしくないでしょう。
就職活動のスケジュールは、経団連が定めており2018年10月9日に従来の就活スケジュールは撤廃するという発表がありました。しかし、コロナの影響があり2021年7月現在も、従来のスケジュールで進められています。
勘違いしないでほしいことは、従来のスケジュールは企業側が建前上設定しているということです。中には、スケジュールを気にせず就活解禁をしている企業も存在しているため、いつから?という明確な答えはありません。
1-1:就職活動を始めるのは早ければ早い方がいい
就職活動を始めるのは、できるだけ早い方がいいです。なぜなら、先ほども説明した通り就活のスケジュールはあってないようなものだからです。企業によっては、大学1年生や2年生でも優秀なインターン生には内定を出すため、早ければ早いほど内定獲得率は高まります。
また、早い段階でインターンシップやオープンデスクに参加しておくことで、企業側の社員や人事担当者と深い関係性を築くことができます。加えて、社会人の方との繋がりや企業とのミスマッチを防ぐことにも繋がります。
しかし、ただ単に早ければ早いほどいいわけではなく、目的を持って就職活動を続ける必要があります。例えば、「絶対就職したい企業があってそこの担当者と仲良くなりたい」「社会のルールを学びたい」等の具体的な目的です。目的が無くやみくもに就職活動を続けていても、時間を無駄にするだけです。ですので、就職活動を早く始める際は目的を持って取り組みましょう。
1-2:就職活動の終わるタイミング
就職活動の終わるタイミングは、就活生によって異なります。一般的には、就職活動解禁された6月~7月の間に内定を獲得し終わっている人が多いです。
しかし、就職活動には終わりが無いことから、卒業間近まで行っている人もいます。焦っている方は焦らず悔いのない就職活動にしましょう。
1-3:コロナウイルスの影響
日本では、2020年初めからコロナウイルスが流行しており、就職活動に大きな影響を与えています。
コロナウイルスの影響で、大人数が集まるイベントが中止になったりインターンシップがなくなったりしています。そのため、就職活動に対して不安に感じている方が多いのも事実です。
企業側は就活生の不安を除くため、オンライン説明会やオンライン交流会等を実施しています。オンラインでイベントに参加することで、企業のことを知れたり人事担当者のアピールの場に繋がります。
このようにコロナウイルスの影響で就職活動の現状が変わり続けています。環境についていけず悲観的になりがちですが、今できることを精一杯頑張りましょう。
2:【業界別】就職活動の流れ
就職活動の流れを知っておくことで、これから就活を考えている方の不安を除けると思います。
これからは、3つの業界に分けて就職活動の流れをご紹介します。
- 外資系企業
- ベンチャー企業
- 日系企業
1つずつ見ていきましょう。
業界①:外資系企業
外資系企業の就職活動の流れは下記のとおりです。
大学3年生6月~9月 | インターンシップ・オープンデスク機関 |
大学3年生10月~11月 | 説明会や選考開始 |
大学3年生11月~12月 | 内定 |
外資系企業では、優秀な学生を先取りしたいという考えから、早い段階の就職活動が予想されます。
外資系企業を希望しているのであれば、早い段階の行動を心がけましょう。
業界②:ベンチャー企業
ベンチャー企業の就職活動の流れは下記のとおりです。
大学3年生6月~2月 | インターンシップ・オープンデスク機関 |
大学3年生2月~大学4年生8月 | 説明会や選考開始 |
大学4年生3月~8月 | 内定 |
ベンチャー企業では、インターンシップやオープンデスクに来た優秀な学生をスカウトすることがあります。
また、大手企業に優秀な人材を取られる前に取っておこうという考えがあるため、早い段階の内定を出しています。
業界③:日系企業
日系企業の就職活動の流れは下記のとおりです。
大学3年生6月~2月 | インターンシップ・オープンデスク機関 |
大学4年生3月~5月 | 説明会や選考開始 |
大学4年生6月~ | 内定 |
日系企業では、就職活動の従来のスケジュールに沿っています。
そのため、外資系企業やベンチャー企業に比べてゆっくりめのスピードで準備しても大丈夫です。
3:【理系文系】就職活動の流れ
次に理系文系ごとの就職活動の流れについてご紹介します。分野によって異なるため、注意が必要です。
流れ①:理系の場合
理系の場合は、大学4年3月に説明会解禁されます。
また、大学院に進学した場合は、大学院2年の3月に解禁されることになります。それから3か月後の6月には選考開始されるため、就職活動の準備を3か月でしなくてはいけません。
理系は大学4年生が1番忙しいことに注意が必要です。4年生になると、実験や卒業課題が必ず用意されているため、スケジュール管理が大事になります。直前で焦らないためにも、あらかじめ学校の課題を進めておきましょう。
流れ②:文系の場合
文系の場合は、日経企業でご紹介したスケジュールが就職活動の流れになります。
理系に比べて文系は大学4年生になると時間に余裕ができるため、就職活動に専念できます。
就職活動をする際の注意点は、職種の幅が広いことです。広いことでむやみに就職活動を続けてしまいがちですが、時間の無駄に繋がります。就職活動をスムーズに進めるためにも、次に紹介する就職活動前の準備を必ずしましょう。
4:これで差がつく!就職活動前にできる7つのこと
ここまで、業界別や文系理系に分けて就職活動の流れについてご紹介しました。
次に、就職活動前にできる7つのことをご紹介します。
- 企業研究や職業研究
- 自己分析
- 自己PRを考えておく
- OB・OG訪問
- SPI試験の準備
- インターンシップやオープンデスクに参加
- 海外やボランティアに参加し経験を積む
就職活動は、事前の準備が他就活生との差別化に繋がります。1つずつ見ていきましょう。
4-1:企業研究や職業研究
1つ目のできることは、企業研究や職業研究です。企業研究や職業研究とは、日本にある企業や職種をインターネットや社会人の先輩にヒアリングして調べることを指します。
企業研究や職業研究をするメリットは、入社後のミスマッチを防ぎ自分に合う企業を見極めることにです。
調べるコツとしては、まず広く浅く研究しましょう。そうすることで、視野が広がりこれから説明する自己分析や自己PR等に繋がります。
大体の志望企業や職種について決まったら、イベントやセミナ―に参加して気になった企業や職種を深堀しましょう。順序を踏むことで、企業研究や職業研究が上手く行きます。
4-2:自己分析
2つ目のできることは、自己分析です。自己分析では、自分の過去を振り返ることで、自分の強みや弱みを知れます。自己分析を就職活動ギリギリになって行う方もいますが、それはNGです。
なぜなら、ギリギリに行うことで自分のことについて深堀できず、面接でも薄っぺらい回答しか出来なくなるからです。そのため、自己分析は早い段階でやる必要があります。
また、自己分析の際に見つかった強みや弱みは言語化できるようにしておきましょう。言語化できることで、就職活動の面接でも自分のことを詳しくアピールできます。
これらのころから数多いメリットがある自己分析は、就職活動では必須と言えるのではないでしょうか。
4-3:自己PRを考えておく
3つ目のできることは、就職活動で必要になる自己PRを考えておくことです。自己PRとは、自分の強みや経験等をアピールするために必要になり、ESや履歴書では必ず求められます。
文字数は200~400文字と決まっており、人事担当者の興味を引くエピソードが必要になるでしょう。
自己PRが思いつかない方は、さまざまな経験を積むことが必要です。例えば、インターンシップに参加したり校外活動に参加したりさまざまな方法があります。夏休みや春休みを利用し、さまざまな経験を積みましょう。
4-4:OB・OG訪問
4つ目のできることは、OB・OG訪問です。OB・OG訪問では、説明会やセミナー等では聞けない企業のリアルをOB・OGに聞けます。多方面からの情報収集に向いているため、就職活動では志望企業や職種を決めるきっかけにもなるでしょう。
2021年7月現在、OB・OG訪問はコロナウイルスの影響でオンライン会議が主流になりつつあります。意思疎通がとりにくくなっていますが、気軽に話すことが出来るためOB・OG訪問がしやすくなっているのが現状です。
4-5:SPI試験の準備
5つ目のできることは、SPI試験の準備です。SPI試験とは、就活生の能力を把握するために行う適性試験で、言語分野と非言語分野の2種類で構成されています。短時間で多くの問題を解かなければいけないため、勉強が必要になります。
また、企業によっては国語や数学といった基礎的能力を確かめる問題が出ます。SPI勉強と共に、企業調査で試験対策をしておきましょう。
4-6:インターンシップやオープンデスクに参加
6つ目のできることは、インターンシップやオープンデスクに参加することです。インターンシップやオープンデスクとは、社会人になる前の学生が企業を体験するために行います。日本では、多くの企業が実施しており、実務的な業務から学生同士のグループワークまでさまざまなことを体験できます。
企業研究の一環として参加することが多いことから、大学3年生の夏に参加する就活生がほとんどです。
企業によっては、優秀な学生を直接スカウトすることもあるため、面接以外での良いアピール場所になるでしょう。
また、学生同士の繋がりもできるため、インターンシップやオープンデスクの参加は必須と言えます。
4-7:海外やボランティアに参加し経験を積む
7つ目のできることは、海外やボランティアに参加し経験を積むことです。経験を積むことで、自己分析が上手く行ったり自己PRに深みが出たり就職活動ではメリットしかありません。
海外は、学校以外の世界を経験できるため、視野が広がり自分自身を成長させます。また、ボランティアは就職活動で評価されやすいため、必ず自己PRに加えましょう。
自己分析や自己PRの作成に手こずっている方には、夏休みに海外やボランティアで経験することをおすすめします。
まとめ
本記事では、就職活動の期間やコロナウイルスの影響、就職活動の流れ、就職活動前にできることについてご紹介しました。
本記事で大事なことは下記の3つです。
- 就職活動のスケジュールは一応決まっているがあくまで建前上なので、早めの準備を
- インターンシップやオープンデスクに積極的に参加することで内定獲得も
- 積極的に行動し続けた人が就職活動で結果が出せる
就職活動は、スケジュールがあるようでありません。そのため、早く行動しつづけている就活生が就職活動を思うように進められます。今からでも遅くありません。とりあえず、一歩踏み出して行動し始めましょう。
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