「自社が求めている人材からなかなか応募が集まらない」
「採用したいと思っていた人材に選考辞退をされてしまった」
というような悩みを抱えている採用担当者もきっと多いのではないでしょうか。実は中小企業の採用は大手企業の採用に比べて様々な観点から見て、難易度が高いと言われています。そこで本記事では、採用に苦戦して悩んでいらっしゃる採用担当者の方に向けて、中小企業が採用に苦戦する原因や、対策を徹底的に解説していきたいと思います。
目次
1:中小企業とは?
本題に入る前に、まず改めて中小企業の定義を確認しておきましょう。中小企業とは、資本金が3億円以下または従業員300人以下の法人企業または従業員300人以下の個人企業です。日本では、全国382万企業のうち、99.7%が中小企業、85.1%が小規模企業と言われているので、日本のほとんどの会社が中小企業と捉えていただいても問題ありません。
2:中小企業が大手と比べて、採用に苦戦してしまう4つの理由
では、ここから本題に入っていきましょう。中小企業が大手企業と比べて、採用に苦戦してしまう理由を見ていきましょう。
理由①:大手に比べて知名度が低い
まず1つ目の理由は、中小企業は大手企業に比べて知名度が低い場合がほとんどだからです。大手企業の場合、昔から著名人が出演しているCM、影響力のある広告等によって、日本人ならば誰しもが知っているような商品、会社になっています。そのため、大手企業は就活中であろうと、無かろうと多くの日本人に既に知られているのです。比べて、中小企業は大手企業に比べて会社の歴史が浅かったり、商品の売上金が下がったりしてしまうといった理由から、知名度が低くなってしまうのが現状です。知名度が低い分、求職者に会社の名前を知ってもらうところから始めなけれないけません。
理由②:有効求人倍率が高い
2つ目の理由は、中小企業の有効求人倍率が高いからです。2021年3月新卒のデータによると、従業員数5000人以上の有効求人倍率が0.60倍であるのに対して、従業員数300人未満の有効求人倍率は3.40倍となっています。このデータを読み取ると、大手企業と中小企業の差は歴然であり、2021年3月新卒のデータでは、1人の応募者を3社以上で取り合うといった厳しい状況なのです。このことから中小企業同時がライバル的存在であり、優秀な学生を採用するために他の中小企業に負けないような採用施策を打つ必要性が考えられます。
理由③:雇用条件で負けてしまう
3つ目の理由は、雇用条件で負けてしまうからです。皆さんがきっと想像がつくように大手企業の福利厚生は中小企業と比較して手厚い場合が多いです。大手企業は、初めから休日やお給料、賞与(ボーナス)、通勤手当、住宅手当、産休育休制度がしっかりと整っているのに対して、中小企業の場合は、まだ雇用条件や福利厚生を「整えている」段階であることもあります。また、会社によっては賞与(ボーナス)がなかったり、住宅手当はなかったりすることも決して珍しくはありません。求職者からすると、やはり雇用条件の良い会社で働きたいのは当たり前です。
理由④:採用ノウハウで負けてしまう
最後に4つ目の理由は採用ノウハウで負けてしまうからです。大手企業は中小企業に比べて会社の歴史が長いです。このことからこれまで数多くの人材を新規で採用した実績から、長年の採用ノウハウがしっかりと蓄積されています。対して中小企業の場合は、会社の歴史もまだ浅く、採用実績がまだ少ないためどうしても採用ノウハウの面で負けてしまうことから、自社が採用したい学生の採用を逃してしまっていることが考えられます。
3:自社が求める人材を採用するために、中小企業がやるべき3つのこと
では、ここからは自社が求める人材を採用するために、中小企業がやるべき3つのことをご紹介していきます。
3-1:知名度を上げるための施策を打つ
1つ目は会社の知名度を上げるための施策を打つことです。具体的な施策の一例としては、採用広報の強化として、SNS運用やYouTubeを用いた会社紹介を始めてみることです。今は、会社説明会やエージェント経由に留まらず、インターネットの普及を活かして、SNSを用いて情報収集をする求職者が増えてきています。このことから、少しでも会社の知名度を上げるためにSNS運用やYouTubeに取り組んでみるのも一つの手だと思います。
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3-2:雇用条件を見直す
2つ目は、現在の雇用条件を見直してみることです。雇用条件があまり良くない会社に入社しようと思う求職者はほとんどいないと言っても過言ではありません。今すぐ見直せる部分が少しでもあるのであれば、すぐさま見直してみるべきです。但し、雇用条件の見直しに関しては採用担当だけで改善できるものではありませんので、経営陣や現場社員に相談するところから始めてみるところからしてみるといいでしょう。
3-3:採用ノウハウを取り入れる
最後に3つ目は採用ノウハウを取り入れることです。現在は、採用コンサルティングを事業として行っている人材系の会社が数多く存在しています。自社ではこれ以上、採用ノウハウを取り入れることが難しいと感じているのであれば、採用のプロの力を借りてみると良いでしょう。採用コンサルティングを導入したことによって、目標人数を採用することが出来たり、求めている人材がエントリーしてくれるようになったりと、効果が出たというエビデンスも多く存在します。自社に確実に採用ノウハウを蓄積させたいのであれば、まずはプロに相談してみるのも一つの手かもしれません。
まとめ
本記事では、採用に苦戦して悩んでいらっしゃる採用担当者の方に向けて、中小企業が採用に苦戦する原因や、対策を徹底的に解説してみました!いかがだったでしょうか?現在、採用に苦戦して悩んでいる方はぜひ今後の参考にしてみて下さいね。
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