「地方大学生が就活する上で不利になることはあるの?」「都心の就活生との違いは?」
本記事は、そんな悩みを持つ就活生に向けて執筆しています。結論から申し上げると、「地方大学生は、都市圏の大学生と比較して就活で不利の場合が多い」でしょう。
その理由としては、後ほど詳しく紹介しますが、都市圏には多くの就活イベントや大企業が集中しているからです。しかし、地方大学生ならではのメリットもあります。
そこで今回は、地方大学生が就活する際に感じるメリット・デメリットを紹介します。この記事を読むことで、地方に住む皆さんの就職活動がより有利になります。最後までご覧くさださい。
目次
1:地方大学生の特徴
本記事を読んでいる方の中には、地方就活生と都市圏の就活生は何が違うの?と疑問に思っている方もいるでしょう。
そこで一般的な地方大学生の特徴を3つ紹介していきます。
- 情報感が比較的弱い
- 素直で素朴な学生が多い
- 運転免許の取得率が高い
これからは、それぞれの特徴について詳しく紹介します。
特徴①:情報感が比較的弱い
後ほど詳しく紹介しますが、地方大学生は、都市圏の学生と比較して就活に関する情報をあまり持っていないと考えられます。東京には企業の本社が多々ありますが、地方にはあまりありません。
それ以外にも、合同企業説明会が開催される場所の多くが都市圏ということもあって、地方大学生は就職情報を手に入れることが比較的困難です。ただ、現在は、オンラインで合同企業説明会を行うこともあるため、依然と比較して容易に就活情報を入手できるようになりました。
また、就活に意欲的な学生は地方在住であっても自ら情報を入手しようと動いているため、地方大学生であっても都市圏の学生と同様の就活情報を入手している場合もあります。そのため、地方大学生を積極的に採用する場合は、就活に意欲的な学生が選ばれるでしょう。
特徴②:素直で素朴な学生が多い
地方大学生は、素直で素朴な学生が多い傾向にあります。地方は、都市圏と比較して娯楽施設が少なく、あまり遊べる場所がありません。なので、必然的に地方大学生は、遊びよりも勉強やスポーツに打ち込んでいることが多くあります。
特徴③:運転免許の取得率が高い
地方大学生は、都市圏と比較して運転免許の取得率が高いです。実は、地方では、都市圏よりも公共交通機関が少ないことから、高校卒業時に運転免許を取得する人が多くいます。例えば、営業職など運転免許が必須の部署を希望する場合は役に立つでしょう。
2:地方大学生が就活する際に感じるメリット3選!
地方大学生が就活する際に感じるメリットとして、以下の3つが挙げられます。
- 地元企業で就職するなら有利
- 地元に焦点を当てる企業が増加している
- 就活で首都圏を目指している場合、志望度が高いと思われやすい
これからは、それぞれのメリットについて詳しく紹介します。
メリット①:地元企業で就職するなら有利
地方就活生は、地元企業で就職するなら有利な傾向があります。
地元企業に焦点を当てて就活を行う場合、移動時間も少なく金銭面でも安く抑えられることから、何度も企業への接触を行えるので、首都圏の学生と比較して有利になるでしょう。
メリット②:地元に焦点を当てる企業が増加している
以前までは、就活イベントのほとんどが首都圏で行われていましたが、近年では、地方でも就活イベントが多々行われています。
先ほど紹介した「地元企業で就職するなら有利」と少し被ってしまいますが、首都圏に本社を構ええている大企業も全国からより優秀な学生を集めようと地方に赴く機会も増加傾向にあるのです。
そのため、自分の目指している首都圏の企業の方と接する際には、数少ない機会を大切に自分の熱い思いを伝えましょう。
メリット③:就活で首都圏を目指している場合、志望度が高いと思われやすい
先ほどまで地元企業を目指している方のメリットを紹介してきましたが、首都圏にある企業を目指している方のメリットもあります。地方大学生は、首都圏の企業の選考を受けるにあたり、時間やお金がかなりかかってしまいますよね。
ただ、人事の方の中には、「わざわざお金と時間をかけてまで選考を受けてくれるなんて志望度が高いのだな」と思ってくれる可能性もあるでしょう。なので、本当に志望度が高い企業の場合、時間とお金はかかりますが、首都圏の学生よりも志望度の高さをアピールしやすくなりますよ。
3:地方大学生が就活する際に感じるデメリット3選!
地方大学生が就活する際に感じるデメリットとして、以下の3つが挙げられます。
- 就活イベントに参加できる機会が少ない
- 上京して就活する場合は、お金がかなりかかる
- 首都圏はインターンに参加している学生が多い
これからは、それぞれのデメリットについて詳しく紹介します。
デメリット①:就活イベントに参加できる機会が少ない
地方大学生は、首都圏の学生よりも就活イベントに参加できる機会が少ないでしょう。
なぜなら、就活イベントの多くは首都圏で開催されることが多いからです。ただ、先ほど紹介したように地元に焦点を当てる企業が増加していることから、地方で就活イベントを行われることもあります。なので、そのチャンスを決して無駄にしないようにできるだけ参加するように心がけましょう。
デメリット②:上京して就職する場合は、お金がかなりかかる
先ほど紹介したように首都圏で就活する場合は、お金がかなりかかってしまいます。
ただでさえ、就活はスーツやカバンなどを購入するのにお金がかかるのに、首都圏を焦点にあてた就活をする場合は、よりお金がかかるので、予めバイト代などを貯金しなければなりません。
実際に新卒採用支援を行うサポーターズが、2017年卒生を対象に就活費用調査をした結果、関東の学生が13万円で地方在住の学生が19万円という結果が出ています。遠方から首都圏で上京したいと考えている方や大学の研究などが忙しい方は、19万円よりも多く費用がかかってしまうことも考えられるのです。
デメリット③:首都圏はインターンに参加している学生が多い
首都圏は、企業の本社が多いことからインターンに参加している学生が多いです。
2020年や2021年などは、コロナ禍ということもあってオンラインでインターンに参加できましたが、実際に企業側は、オンラインに参加した学生よりも対面でインターンに参加した学生の方がお金も時間もかけて出社していることから、志望度が高いと思いがちでしょう。以上のことから、地方大学生は首都圏の学生よりも就活において不利になりやすいのです。
しかし、オンラインのインターンでも積極的に動き、志望度を伝えることは可能です。うまく活用しましょう。
4:地方大学生の就活は都市圏の学生よりも不利か?
上記で紹介したことから分かるように地方大学生の就活は、都市圏の学生と比較して不利な傾向があります。
ただ、地方で就活を検討している場合は首都圏の学生よりも近くに住んでいて金銭的に安く済むことから有利な部分もあるでしょう。また、首都圏で就活する場合もお金や時間は多々かかるものの地方からインターンに参加したり選考に参加すれば、それだけ志望度が高いと思われることもあるのです。そのため、地方に住んでいるからと言って諦めずに戦略を練って首都圏の学生との差別化を図ってください。
まとめ
今回は、地方大学生が就活する際に感じるメリット・デメリットを紹介しました。
先ほど紹介したように地方大学生は、首都圏の学生と比較して就活する上で不利ですが、戦略次第で逆に地方大学生が有利になる場合だって考えられるのです。例えば、地方に本社を構えている企業に焦点を当てて就活するのであれば、地方大学生の方が有利でしょう。
また、首都圏で就活する場合でも、合同企業説明会に参加した際、他の学生よりも人事の方に積極的にアプローチすることで、より好印象を与えられる可能性もあります。まずは、本記事で紹介した地方大学生のメリット・デメリットを把握した上でどのような戦略で内定を勝ち取るのか検討してみましょう。
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