「就職活動の面接後にお礼メールは送るべきなのだろうか?」
きっと、多くの就活生の方が疑問に思っていることではないでしょうか。
今後、インターンシップの選考や本選考の面接を何十回と受けていく中で、毎回お礼のメールを送った方が良いのかどうかを押さえておくことは、皆さんにとって重要なポイントになります。
今日の記事では、面接後のお礼メールの必要性から、お礼メールの書き方まで詳しくお伝えしていきます。
目次
1:面接後のお礼メールが必要な理由と伝えるべきこと
まず最初に、皆さんが一番気になるところであろう、
面接後のお礼メールが必要なのか否かを明らかにしていきます。
1-1:面接後のお礼メールは必要!
結論から言いますと、面接後のお礼メールは必要です。
一言にお礼メールが必要と言われても、「なぜ、面接後にお礼メールを送る必要があるのか?」が不透明なままだと、もやもやしてしまいますよね。
ご安心ください!
今後、インターンシップの選考や本選考の面接を何十回と受けていく中で、毎回お礼のメールを送った方が良いのかどうかを押さえておくことは、皆さんにとって重要なポイントになります。
①【感謝】多忙な中、面接の時間を設けてもらっている
②【熱意】あなたの志望度の高さをアピール出来る
1-2:【感謝】多忙な中、面接の時間を設けてもらっている
面接後のお礼メールが必要な理由その1は、多忙な中、あなたのために面接の時間を設けてくださった面接官の方に対する感謝の気持ちを伝えるためです。
面接終了後、その場で面接官に対して、「ありがとうございます!」とお礼を言うのは、全ての就活生が行うことですが、面接後にメールで再度お礼の連絡をする就活生は少ないのが現状です。
しかし、面接時とは別に、お礼のメールを送ることによって、より一層、あなたの感謝の気持ちが面接官に伝わると同時に、面接官も嬉しい気持ちになりますし、「この学生は、ビジネスマナーが備わっている優秀な学生だ!」と印象に残るケースもあります。
1-3:【熱意】あなたの志望度の高さをアピール出来る
面接後のお礼メールが必要な理由その2は、企業側にあなたの志望度の高さをアピールするためです。
ここに関しては、一つ注意して欲しいことがあります。
ただ、メールでお礼の挨拶をするだけでは、あなたの志望度の高さは伝わり難いため、お礼にプラスして以下のような文章があると、あなたの志望度の高さをアピールすることが出来ます。
- 面接を通じて得た学びやあなた自身の考えを述べる
- 面接官に対して、面接でのFBを求める
お礼に加えて、面接を通じて得た新たな学びや気づき、それに関連して、あなた自身の考えを文章に乗せることが出来れば、面接官は、「この学生は、面接を通じてこんな学びを得てくれたのか!」「自分の考えや思いをしっかりと伝える力がある!」とあなたに対する評価が上がることもあり得ます。
また、面接官に対して面接のFBを求めることによって、あなたの学習意欲や成長志向をアピールすることが出来ると同時に、今後の選考に向けて、面接官から自分がどのように評価されているのか、改善すべきところはどこなのかを知ることが出来ます。
2:面接後のお礼は手紙や電話よりもメールで伝えよう
では、ここからはどんな手段で、面接後のお礼をするべきなのかを見ていきましょう。
2-1:基本はメールでお礼をしよう!
見出しにも書いている通り、基本的にはメールでお礼をしましょう。
「電話や手紙では、だめなのか?」という声もきっとあるかと思いますので、次に、なぜメールでお礼をするべきなのかを解説していきます。
2-2:手紙や電話は相手に届くまで手間隙がかかる
「なぜ、面接後のお礼は電話や手紙では、だめなのか?」と言うと、手紙や電話になると、メールに比べて面接官の手元に届くまで手間暇がかかってしまうからです。
仮にもしあなたが面接終了後、すぐにお礼の手紙を書いたとしても、その日のうちに面接官の手元に届くとは限りません。
いち早く、あなたの面接官に対する感謝の思いや企業に対する熱意を届けるためにも、最短距離で届くメールという手段でお礼の連絡をしましょう。
3:【例文付き】面接後のお礼メールの書き方を4ステップで解説!
では次に、面接後のお礼メールの書き方を4ステップに分けて、詳しく解説していきます。
この4ステップをしっかり押さえることが出来れば、あなたは今日から一番正しい方法でメールを書くことが出来るようになります。
3-1:宛先を確認しよう!
まず初めに今回、あなたがお礼のメールを送る宛先を確認しましょう。
あなたの面接官をして下さった方の連絡先(メールアドレス)を抜け漏れなく、入力することがポイントです。
もし面接官のメールアドレスが分からない場合は、既にあなたとメールのやり取りがある新卒採用担当用のメールアドレスを入力し、メール本文の宛名を担当面接官の名前にしましょう。
3-2:件名を確認しよう!
次に、メールの件名を確認しましょう。
ここでのポイントは、メールを受け取った側が、件名を見ただけで、何に関する連絡なのかが理解出来る件名にすることです。
よく見かける件名に、「先日はありがとうございました」というものがありますが、これはNGです。先日ではいつの話か具体的にわかりませんし、何の出来事か、また誰からのメールなのかもわかりません。
面接官は、就活生以外にも、会社内外からもお礼メールをよく送られる人かもしれません。そのことをしっかりと理解し、わかりやすい件名を心掛けましょう。
今回のメールの目的は、面接官に対して感謝の気持ちとあなたの熱意を伝えることですので、件名には、これらが伝わるようなワードを組み込むべきです。
あくまで一例ではありますが、
◯月◯日の個別面接のお礼 /▲▲大学 ■■■■(あなたの名前)
という件名だといかがでしょうか?
面接官は、あなたからの個別面接のお礼のメールだと一目でわかると思いませんか?
このように、メールを受け取る側に対して配慮を忘れない件名にしてみましょう。
3-3:本文を書こう!
ここまでの準備が整ったら、いよいよメールの本文を書きましょう。
本文は下記の①〜⑥に順に書くことによって、より相手にわかりやすく伝わる文章になります。
①宛名
最初に、下記のように会社名と今回あなたの面接官をして下さった方の名前を記入しましょう。
ーー
株式会社〇〇
▲▲▲▲様
ーー
②ご挨拶と自分を名乗る
次にいきなり本文に入るのではなく、下記のように簡単なご挨拶とあなた自身が何者であるのかを名乗ります。
ーー
いつもお世話になっております。
▲▲大学の■■■■です。
ーー
③面接のお礼
挨拶と自分を名乗ったら、ここから面接のお礼をしましょう。
ここでは、下記のように、忙しい中、貴重な時間を割いて下さったことに関する感謝の気持ちを伝える文章にします。
ーー
昨日はお忙しい中、個別面接を実施していただきまして、誠にありがとうございました。
ーー
④面接の感想
次にあなたが面接を受けてみて、感じた感想や思いを素直に伝えてみましょう。
ここで変に自分自身を飾る必要はありません。
面接を受けたことによって、新たに得た学びや気づきについてお話しても良いですし、より企業に対する志望度が上がったことを伝えても良いです。
ここに関しては特に正解や不正解はないので、あなたの思いを面接官に伝えてみましょう。
下記の文章はあくまで一例にはなりますが、参考程度に見てみましょう。
ーー
△△様のお話を伺う中で、貴社のサービスの質や社員満足度、活躍するための必要なスキルについて深く理解することができました。
以前より貴社を第一志望としておりましたが、本日の面接を通して、貴社で仕事をしたいという気持ちがますます強くなりました。
ーー
⑤結びの文
いよいよ、お礼メールのクライマックスに入ります。
メールに結びの文があるか否かで、メール全体の質が大きく変わります。
結びの文があることによって、文章全体の歯切れが良くなり、面接官はあなたに対して、「ビジネスマナーが身についている学生だ。」という印象を抱いてくれるかもしれません。
結びの文は下記を参考にしてみて下さい。
ーー
取り急ぎ、面接のお礼を申し上げたく、メールさせていただきました。
末筆ながら、貴社のますますのご発展とご多幸をお祈り申し上げます。
ーー
⑥署名
最後に面接官に、今回のメールの差出人はあなたであることを再度示すために署名を記入しましょう。
ーー
▲▲大学 ■■■■
連絡先:090-0000-0000
E-mail:XXXX@XXXX.jp
ーー
様々な状況でのお礼メールの例文を知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
3-4:送信前に見直しをしよう!
では次に、メールを送信する前に見直しすべきポイントをみていきましょう。
①誤字脱字がないか
まず、宛名・件名・メール本文に誤字脱字がないかを確認しましょう。
一度だけの確認だと、誤字脱字を見逃している場合もあるため、少なくとも2回は確認することをおすすめします。
②得文字・絵文字は使用してないか
次にメール本文に得文字・絵文字が使用していないかを確認しましょう。
いくら面識のある方だったとしても、目上の方に対して得文字・絵文字を用いることはビジネスマナーに欠けていると見なされてしまいます。
最後まであなたの礼儀正しさをアピールするためにも、正しく文章を書きましょう。
4:お礼のメールは面接を受けた日に送ろう!
「お礼のメールはいつ送ればいいのだろう?」という疑問を抱えている就活生も多いのではないでしょうか。最後にこちらを解消していきましょう。
お礼のメールは、面接を受けたその日のうちに送ることがベストです。
4-1:どうしても当日に送れない場合は、翌日に送ろう!
とはいっても、面接直後に夜遅くまで予定がある場合など、当日中にお礼のメールを送信出来ないこともあるでしょう。
そのような場合は、無理して当日に送る必要はありません。
夜遅くにメールを送っても、面接官が既に退勤しており、当日中にメールに気づくとは限らないので、翌日の時間がある際に丁寧にメールを作成し、送信しましょう。
5: 22卒の先輩が実際に送信したお礼メールを紹介!
ここまでで一通り、面接後のお礼メールの書き方について説明してみました。
では、最後に22卒の先輩が面接後に実際に送信したお礼メールをご紹介します!
今日の振り返りもかねて、ぜひご覧ください。
ーー
件名:
【11月18日の一次面接のお礼】▲▲大学 ■■■■
本文:
株式会社●●
新卒採用担当 △△様
いつもお世話になっております。
本日、面接をしていただきました、▲▲大学の■■■■と申します。
本日はお忙しい中、面接の機会をいただきまして誠にありがとうございました。
△△様との面接を通じて、貴社のサービスの質や社員満足度、貴社で活躍するための必要なスキルについて理解できました。
以前より貴社を第一志望としておりましたが、本日の面接を通して、来年の春、貴社の社員の一員になりたいという気持ちが一層強くなりました。
取り急ぎ、面接のお礼を申し上げたく、メールさせていただきました。
引き続き、どうぞ宜しくお願いいたします。
▲▲大学 ■■■■
連絡先:090-0000-0000
E-mail:XXXX@XXXX.jp
ーー
まとめ
今回は、面接後のお礼メールの必要性から、お礼メールの書き方まで詳しくお伝えしてみました。
いかがだったでしょうか。
面接後のお礼メールは、今後数々の会社の面接を受ける皆さんにとって、非常に重要なものになります。
ぜひ今日の記事を参考に、今後お礼メールを作成、送信してみて下さいね!